概要
【目的】
文理融合型の研究拠点を形成し、シミュレーションの諸手法を収集、共有、分析し、それらを統合・発展させ、生活者の視点に立って社会的に重要な種々の問題解決を図ります。
【必要性・重要性】
環境や防災など社会における緊急かつ重要な課題を解決するためには モデル化を含むシミュレーションの諸手法を収集・精査・発展させて 新たな展開を図ることが必要です。
【取組内容の概要】
生活科学部を擁し、さらに教員間のコミュニケーションが容易な本学の特徴を活かして、
シミュレーションを柱とする文理融合型の研究拠点を形成し、生活者の視点に立って、
社会に現れる緊急かつ重要な問題の解決にあたります。
複雑な現象のモデル化を行うと共に多分野で多様に使用されているシミュレーション科学の手法を収集、
共有、分析してシミュレーション手法の進展を図ります。
そして、環境、防災を中心に社会における重要課題の解決を、理系・文系の教員が協働して行います。
環境科学分野では水草を用いた湖沼の浄化プラントの実現可能性について
地域経済活性化まで視野に入れた研究等、
防災科学分野では人間の行動パターンまで考慮した
地下鉄駅構内の火災発生時の安全性の研究や広域火災や水害時の避難場所の特定等を、
シミュレーションを用いて行います。そして社会における緊急の課題への具体的提言を行うとともに、
女性研究者の育成や教材開発、途上国支援も行っていきます。
【期待される効果】
諸分野における計算モデルの開発、文理融合によるシミュレーションの新たな展開、 緊急の課題への具体的提言、女性研究者育成、理科教育・環境教育への寄与、途上国支援が期待されます。
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