お茶の水女子大学
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シミュレーションは理論・実験に続く第三の科学的手法として、急速な普及をとげてきました。
本シンポジウムでは生活者の視点に着目し、環境・災害・生命などの緊急性の高い昨今の課題に対して、 最新のシミュレーション技術がどのように貢献できるかを提示し、その上でみなさんと議論したいと思います。
午前の部では、生命科学におけるシミュレーションの最前線を紹介し、 午後の部では、海外からの特別ゲストとともにポスト3.11の日本のあり方を考え、未来図を素描する一助にしたいと思います。
皆様のご来場を心からお待ちしています。

告知ポスター(PDF)

シンポジウム詳細

日程

2012年 2月 16日(木)10時〜17時

* 午前:生体分子シミュレーション(英語)

* 午後:特別公開シンポジウム(日本語)

場所

お茶の水女子大学(アクセスマップ

共通講義棟2号館201号室(キャンパスマップ 6の建物)


* 入場無料 *
* 事前登録不要 *
* 途中入退室可 *

10:00
   シミュレーション科学教育研究センターの紹介

伊藤貴之(シミュレーション科学教育研究センター長, 教授)

10:10- 午前の部(生体分子シミュレーション)
   生体分子動態のコンピュータシミュレーション最前線:
   水分子から、リガンド、タンパク質、そして生体膜まで

近年のコンピュータパワーと計算技術の躍進により、細胞中の分子動態を大規模にシミュレーションできるようになってきています。 細胞構成分子の動的構造シミュレーションによって、タンパク質の構造形成や機能発現機構が明らかになり、 コンピュータによるドラッグデザインが現実味をおび、複雑な構造をもつ細胞をさまざまな分子の複合体の動態にもとづいて理解できるようになりつつあります。 本シンポジウム午前の部では、これらの分野で活躍されている4名の講演者を韓国と日本からお招きし、最先端の知見を分かち合うことをめざします (講演はすべて英語です)。

司会:由良敬(シミュレーション科学教育研究センター, 教授)

10:10-10:40

倭剛久(名古屋大学, 教授)

"Exploring protein function using computational biophysics"

10:40-11:10

Choi Sun(韓国 梨花女子大学, 准教授)

"Biomolecular simulation of S-adenosylhomocysteine hydrolase and its novel mechanism-based inhibitors, halo-neplanocin A’s, focused on their binding and allosteric dynamics"

11:10-11:40

Ham Sihyun(韓国 淑明女子大学, 教授)

"Understanding Protein Misfolding and Aggregation in Water"

11:40-12:10

小串典子(理化学研究所)

"Morphology changes of mixed lipid membrane systems"

12:10-

ディスカッション

昼食


13:30- 午後の部(特別公開シンポジウム)
   ポスト3.11〜日本の未来図を描く

カリフォルニア在住の日本人建築家・実業家をお招きして考える
いま日本に求められる人材、価値とは

昨年3月11日に発生した東日本大震災後の日本は、これまでの社会・経済、都市のあり方を根本的に見つめ直した上で、 未来を描きなおす必要性に直面しています。 午後のセッションでは、太平洋の対岸、米国カリフォルニア州でご活躍する著名な日本人建築家・実業家のお二人をお招きして、 それぞれのご経験やご活動を踏まえながら、これからの日本に求められる人材や価値、その活かし方、 震災後の具体的取り組みなどについてご講演いただきます。 そして、後半では、各講演を踏まえ、日本の未来はどういう方向に進みうるのか、 私たちが行動するためのヒントとは等について参加者とともに議論します。

司会:小田隆史(シミュレーション科学教育研究センター, 助教)


本学関係者による講話

水野勲(シミュレーション科学教育研究センター, 教授)

シンポジウム全体の趣旨説明

元岡展久(人間文化創成科学研究科, 准教授)

講演「災害と都市計画」

特別講演

阿部仁史(カリフォルニア大学ロサンゼルス校芸術・建築学部都市・建築学科学科長, 教授)

【略歴】 あべ・ひとし 1962年宮城県生れ。1992年阿部仁史アトリエ開設。1993年博士号取得。 1994〜2002年東北工業大学講師・助教授。2002〜2007年東北大学大学院教授。 2007年4月〜UCLA芸術・建築学部都市・建築学科学科長。2010年〜UCLA Paul I.and Hisako Terasaki 日本研究センター所長。 主な受賞に、吉岡賞、BCS賞、日本建築学会賞、BusinessWeek・Architectural Record賞、SIA-GETZ Architecture Prize、日本建築学作品選奨 他 主な作品に、宮城スタジアム、菅野美術館、青葉亭、F-townビル、東北大学百周年記念会館川内萩ホール 他

*** 「朝日新聞GLOBE|Breakthrough -- 突破する力 阿部仁史」

堀淵清治(NEW PEOPLE, Inc. 代表取締役社長、サンフランシスコ)

【略歴】 ほりぶち・せいじ 1952年徳島県小松島市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、渡米。 1986年、小学館の出資を受けて、サンフランシスコにビズコミュニケーションズ(現ビズメディア)を設立。 2005年、日本映画の配給会社ビズピクチャーズを立ち上げ「フラガール」などの作品を配給。 2009年8月、サンフランシスコにミニシアターやギャラリーを備えた複合商業施設を建設した。 2011年1月には、日本映画の北米配給やイベントプロデュースなどを手掛ける会社 「NEW PEOPLE」を設立して社長に就任。 2006年のニューズウィーク誌で「世界が尊敬する日本人100人」の一人に選ばれた。

*** 堀淵清治 著「萌えるアメリカ -米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか」
*** 大学生協にて発売中

質疑応答・総合討論

ファシリテーター:田井中 慎(株式会社4CYCLE代表取締役 コミュニケーション戦略プランナー)

【略歴】
たいなか・しん 1970年生まれ。慶応義塾大学商学部卒業。 大手広告代理店勤務の後、2008年、株式会社4CYCLEを設立。 企業の広告戦略から地方自治体の活性化事業まで広範なコミュニケーション・デザインを行っている。 シビック・プライド研究会メンバー。

17:00
   閉会のことば







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